なおとの日常

果てない好奇心の追求と男の浪漫を胸に!不定期で能書き満天のなおとの「日常」をお送りしております。過去にヒッチハイクで日本一周した昔話しもありますよ〜。

読んでみたシリーズ#3

 

おはようございます。

 

 

2月に更新出来なかった読んでみたシリーズ3冊目です。

2月ってなんか忙しかったかな…?

 

毎月1冊本を読むという2021年の抱負は予想通り1ヶ月で終了しましたことを発表します←

辞書みたいな分厚い小説は読まないので比較的簡単なはずですが…。

「意思の弱さ選手権」でもあれば優勝候補とは言えませんが県代表くらいにはなれると思います←

 

 

 

タイトル

 

自粛バカ

 

2020年8月発行

著作 池田清彦 

1947年生 生物学者

 

新書購入。

著者はTV番組で見たことある人で虫取り大好きおじちゃんという印象です。

 

 

 

どんな本?

 

 

 

 

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リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋

 

前書きには新型コロナウイルス(コロナ禍)によって炙り出された「日本人の本性」と著者のボヤき(愚痴)を含めた内容です。

人の本性、人間の素が出る時ってどんな時でしょう?

簡単に言えば危機に直面した時です。

 

「このままじゃ死ぬかも」←

 

そんな状況になると人はどんな行動をするのか?

 

 

 

リスクゼロ症候群という病

 

リスクゼロ症候群ってなに?

調べても出てこない!

適当に言うと

「危険性がゼロでないと何もできません病」

です。

そんな感覚に陥っていたら一度フラットに頭を切り替えてみた方がいいかもしれません。

 

コロナが国内に広がり始めた時に「マスクとトイレットペーパーの原料は同じだからトイレットペーパーが今後無くなるぞ!」と誰かがSNSに投稿し店から一時期トイレットペーパーが無くなる事態があった。

ここで面白いのがデマ(嘘)だと知っていながら買う人が多数いた事なんですね。

 

安全よりも安心をとる日本人

 

デマだと分かっていながらも皆んなが買ってるから買っといた方がいいとか、無くならないのに本当に無くなったら困るからとか。

買うという行動が安心を買うという心理状態。

とにかく安心したい。

これはこれで人間として自然な考えな気もしますが過度になり過ぎて冷静な判断ができなくなるのはいけませんね。

 

安心=安全では無い

 

科学的に安全と証明されても心理的に安心でなければ特に日本人は動かない。

日本人らしいのかな?

安心=安全では無い。

日本語ってややこしや。

 

 

「みんな一緒」は寧ろ危険

 

災害を例に挙げれば東日本大地震津波の被害。

ある小学校の話では避難時に先生の指示で生徒を連れ避難したもののそのほとんどが命を奪われた。避難中に列を離れて1人で校庭のすぐ近くにある裏山に走り出した生徒は奇跡的に助かったという。

マニュアルに忠実で規則を守れば大丈夫なんて保証はない。

 

その場の状況や確固たる意見も無く多数派についていくことは危険かもしれません。

あの先生が言うなら間違いないとかプロだから大丈夫とか。

自分の頭で考えない人。

そういう生き方の人が増え続けると、そういう生き方の人だけの社会になる。

極論、決まったことしか出来ない人間しかいなくる。

でも決して多数派が悪では無いです。

 

安全、環境、健康という名の大義名分

 

その中で健康という大義名分についてはガン検診や健康診断は健康を口実にした利権だと書いてあった。

上の3つの大義名分はどれも耳障りのいい誰にでも大切だと思える言葉で、この言葉を絡めた政策を打ち出す事であたかも自然に国民をコントロールしている。

環境で言えば地球温暖化対策の政策を挙げればそうは悪いだろうと疑わないですよね。

ですが二酸化炭素削減もまた世界的な利権があり、日本だけでも3兆円の税金が投入されているそうです。

人為的な地球温暖化はデタラメらしく絶滅危惧種のシロクマはここ10年で30%ほど増えているって…。

この章に関してはいかにも生物学者としての本音というか愚痴っぽい。

今まで見てきたTVや新聞の情報がほぼ嘘だってことなのか?

自分の頭で考えながら調べてみようと思います。

 

反対意見にも注目する

 

自分の気になる情報や自分と同じ意見の人ばかりの情報を集めていては自分の間違いや真実には気付けません。

ひとつの情報に辿り着いたらそれとは逆の情報を調べることで情報の質を高めましょう。

 

マイノリティ思考を持つ

 

マイノリティ=少数派

マジョリティ=多数派

 

逆にマジョリティ思考から考えてみると多数派にいることは多くの人と同じことをすることになります。

つまり楽なんです。

そういうのをこの本では「自己家畜化」と呼んでいました。

同じ事をしていれば自分の頭で考える必要が無く誰からもバッシングを受ける心配が無い。

意見や服装も画一的になり多数派につくことを疑いもしなくなる。

多数派という点だけで見て、数で勝っているから正しいとか強いとかも決してない。

 

結論は善悪では無く、多様な意見を認め情報を整理して自分の頭で考えること、言い換えればマイノリティ思考を持つということです。

 

 

 

纏め

 

頭の良し悪しではなく、考える。

社会の歯車にならないように。

それは無意識か自分の意思か?

でも考えるのって決して楽ではないですよね。

 

そんな時に自分がやる解決策は

 

「ノリと勢い」

 

迷いが晴れます。

是非お使いください。

(矛盾)

 

 

 

〜病気も人間の感性を変え、世界を変える〜

 

あとがきより

 

 

 

 

それではまた